「二十世紀の名曲たち」シリーズもいよいよ最終巻の第10集発売が近づいてきました。私も皆さんと同じようにこのシリーズが大好きで、いままでのものを繰り返し聴いています。
この機会に、二十世紀の名曲たちとしてとりあげられている全99曲(第9集まで)に関して、ちょっと統計的なものを調べてみました。

年代別:
1925年以前 6曲,1926~30年 5曲, 1931~40年 16曲,1941年~50年 21曲,1951~60年 23曲,1961~70年 20曲,1971~80年 5曲,1981~90年3曲,1991~2000年0曲
(*)70年代に青春時代をおくったものとしては、もっとこの時代の歌が選ばれてもいいのではと思っています。青春時代、神田川など。

オリジナル歌手別:
東海林太郎 4曲,三橋美智也 3曲,渡辺はま子 3曲, 和田弘とマヒナスターズ 3曲,
2曲選曲された歌手- 春日八郎,坂本九,平野愛子,江利チエミ,灰田勝彦,岡本敦郎,岡晴夫,伊藤久男,ディック・ミネ
(*)東海林太郎の歌は私個人としては好きなので、さゆりさんの声で聴くことができるのを喜んでいます。意外なこと(?)は、コロムビアの先輩歌手たちについて、美空ひばり1曲(それも「真赤な太陽」)、島倉千代子・都はるみは選曲なしということです。

作曲家別:
服部良一 8曲,いずみたく 3曲,中村八大 3曲,中山晋平 3曲,吉田正 3曲,渡久地政信 3曲,陸奥明 3曲
(*)やっぱり服部メロディが一番です。第一集では1940年代の服部メロディ5曲がふくまれています。この第一集は本当に素晴らしい。昔の曲の良さを私たちに再認識させてくれる。ただ残念なことは、もはや、CDは入手できないことです。テイチクさんに、コロムビアさんと交渉してシリーズ完結記念とかでなんとか再発売してもらえないものでしょうか。

作詞家別:
佐伯孝夫 7曲,永 六輔 5曲,岩谷時子 4曲,佐藤惣之助 3曲,藤田まさと 3曲.
(*)永六輔さんの作詞が5曲もあるとは、驚きですが、曲名(女ひとり、遠くへ行きたい、黒い花びら、上を向いてあるこう、見上げてごらん夜の星を)を知れば納得します。さゆりさんと付き合いが長い吉岡治さんからは2曲(真赤な太陽、八月の濡れた砂)です。阿久悠さんは、1曲(ペッパー警部)だけです。

(*)その他: さゆりさんの「二十世紀の名曲たち」シリーズ99曲をとおして、私は多くの曲を知ることができました。確実にこのシリーズで初めて知ったといえる曲が27曲、初めてのような気がするが確実ではない曲が6曲です。約3分の2の曲はきいたことがあるということで、70年代に青春時代をおくった人間としては、まあまあ普通レベルでしょうか。
 また、ファンとしては、いままでの選曲にさゆりさんの好みがどの程度反映されているのか知りたいものです。どのような方々が選曲をされているのか、著作権の問題で使用許諾が得られず選曲からはずしたものがあるのかなども興味のあるところです。
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